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日本古代の僧尼と社会

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  • サイズ A5判/ページ数 416,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642023535
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C3021

出版社内容情報

日本の古代仏教は、6世紀に伝来し奈良時代に盛期を迎え多くの僧尼を輩出した。この僧尼の存在形態を、東アジア諸国との比較とジェンダーの視点から分析し、これまで見落とされてきた「家」と僧尼の関係、尼・女性の役割を追究。称徳女帝・光明子の仏教観、行基・光覚らの民間布教僧尼の活動などを通して、王権と民衆による仏教受容の実態に迫る。

内容説明

奈良朝に盛期を迎えた仏教は、多くの僧尼を輩出した。僧尼の存在形態を東アジア諸国との比較やジェンダーの視点から分析し、「家」と僧尼の関係、尼・女性の役割を追究。また、王権と民衆による仏教受容の実態にも迫る。

目次

1 日本古代の僧と尼(八世紀における僧と尼―僧尼の公的把握の構造的差異;僧尼の俗位と俗名)
2 「家」と僧尼(古代の「家」と僧尼―八世紀の中央貴族層の公的「家」を中心に;八世紀の内裏仏事と女性―「仏名会」前身仏事を手がかりに;古代宮廷女性組織と性別分業―宮人・巫女・尼の比較を通じて)
3 東アジアにおける尼の比較研究(東アジアの尼の成立事情と活動内容;東アジアの尼の地位と役割;法華滅罪之寺と洛陽安国寺法華道場)
4 尼天皇と仏教(称徳天皇の「仏教と王権」―八世紀の「法王」観と聖徳太子信仰の特質;孝謙・称徳天皇による『宝星陀羅尼経』受容の特質―正倉院文書にみえる王権の間写経の一考察)
5 民間の知識活動と僧尼(行基の活動における民衆参加の特質―都市住民と女性の参加をめぐって;行基の活動と畿内の民間仏教;光覚知識経の研究;金井沢碑を読む)

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