内容説明
玄界灘の孤島沖の島は、古来より大陸と往来する人びとの神島として、また宗像大社の神域として信仰されてきた。この島は三次にわたる調査で古代祭祀の実態が明らかにされ、国際色豊かな豪華な遺物から誰言うとなく「海の正倉院」と呼ばれるにいたった。本書は、4~10世紀の沖ノ島祭祀を軸として、古代の国家と祭祀、対外交渉、基層信仰等、各方面から学際的に究明する。
目次
1 祭祀遺跡沖ノ島の歴史的位置(小田富士雄)
2 古墳時代の宗像(原俊一)
3 宗像三女神と記紀神話(正木喜三郎)
4 沖ノ島祭祀の変遷(祭祀遺跡の形態〈佐田茂〉;祭祀遺物の内容〈弓場紀知〉)
5 海と川の祭り(亀井正道)
6 沖ノ島と大和王権(和田萃)
7 都城と祭祀(金子裕之)
8 海北道中―大陸と沖ノ島祭祀(小田富士雄)
9 宗像~沖ノ島案内(松本肇)
感想・レビュー
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