出版社内容情報
釈迦の遺骨を納めるものとしてインドで誕生した仏塔は、仏教の受容とともに東アジアに広がり、中国・朝鮮を経由して日本にも伝来した。日本独自の形に進化し、発展を遂げた全国の仏塔を博捜。多層塔・五輪塔などの形態、仏舎利・経典・遺骨などの蔵品、木・石・金属などの材料別に、一千を超える遺品を解説した、著者の研究の集大成を限定復刊する。
目次
第1編 総説(仏塔の名称;仏塔の起源と発展;中国・朝鮮・東南アジアの仏塔;日本における造塔の変遷 ほか)
第2編 各説(重層塔;宝塔;多宝塔;宝篋印塔 ほか)
第3編 千塔供養一々解説
図版編
著者等紹介
石田茂作[イシダモサク]
1894年愛知県碧海郡矢作町に生まれる。1923年東京高等師範学校卒業。東京帝室博物館鑑査官・学芸部長、奈良国立博物館館長を歴任。文学博士、文化功労者。1977年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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