感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺
7
初版は昭和53年・1978年。本書を読むに当たって現代語訳も並行し、それに使ったオンライン辞典は「コトバンク」と「漢字字典ONLINE」だったが、前者で出てこない項目が多すぎたので「百度(Baidu)百科」も参考にした。本場だし。 本書の目玉はなんと言っても「貞観地震」で、その際の描写は必読。これを東電は非現実的として参考にしなかった。後世の為の記録も愚者には役に立たないという見本。→2024/05/06
MAT-TUN
0
図書館書庫にて。869年の東北地方で起きた大地震について記録があったので抜粋します。当時の人口は現在の十分の一だと仮定すると1000人もの人が亡くなった惨事は今回の東日本大地震に相当するでしょうか。胸が痛みます 廿六日癸未。陸奧國地大震動。流光如晝隱映。頃之。人民呼。伏不能起。或屋仆壓死。或地裂埋殪。馬牛駭奔。或相昇踏。城倉庫。門櫓墻壁。落顛覆。不知其數。海口哮吼。聲似雷霆。驚涛涌潮。泝漲長。忽至城下。去海數十百里。々不弁其涯。原野道路。惣爲滄溟。乘船不遑。登山難及。溺死者千許。資産苗稼。殆無孑遺焉。2011/09/01