出版社内容情報
行政法学の第一人者による定評のテキスト。民法等の法令改正に対応したほか,令和3年法改正による新しい個人情報保護法制についての解説などを追記した。法律を学ぶ方はもちろん,公務員等の行政実務家や法曹実務家にとっても必携の書。
内容説明
行政法総論の決定版。令和3年法改正による新しい個人情報保護法制に関して解説を追記。また、法令改正を反映したほか、最新の行政判例百選1 2(第8版)、および行政法2(第六版)・3(第五版)に対応した。学界の第一人者による定評のテキスト。
目次
第1編 行政法の基礎(行政と法の一般的関係;日本行政法の基本構造;行政法の法源;日本行政法の基本原理)
第2編 行政過程論(行政の行為形式論;行政上の一般的制度;行政過程における私人)
著者等紹介
塩野宏[シオノヒロシ]
東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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フクロウ
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田中二郎が定式化した戦前の公法私法二分論を批判し乗り越え、自由主義に加えて民主主義をも解釈の柱とした動態的行政法論をベースに戦後の行政法の基礎を定礎した塩野宏の本。第6版補訂版は著者が高齢に達したため、山本隆司先生が協力した旨の記載がある。非常によくまとまっている上に、宇賀克也・山本隆司・阿部泰隆はもちろん中川丈久や興津征雄さらには海道俊明といった最近時の論文ですら引用し自説の修正補強にあてているのは驚くが、他方塩野説自体が乗り越えるべきパラダイムとなっている現在、批判説を完全には取り入れられてはいない。2025/12/07
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