出版社内容情報
租税法学界を牽引する著者の研究論文を集成・体系的に整理して,全4巻の論文集に纏める。第1巻となる本書は,10篇の論考から成る第1編「法人税」で構成。助手論文として執筆されながら法学協会雑誌に掲載されなかったフランス法に関する未公刊部分も収録する。
第1編法人税
第1部企業会計と租税会計
Ⅰ企業課税における課税所得算定の法的構造
Ⅱ法人税における時価主義
第2部法人税の基礎理論
Ⅰ法人課税の再検討に関する覚書──課税の中立性の観点から
Ⅱ法人課税の時空間(クロノトポス)──法人間取引における課税の中立性
Ⅲ法人税の税率の法理論
Ⅳ法人課税における保険とデリバティブの境界
Ⅴコーポレート・タクセーションの最近の動向
第3部フランスの企業課税
Ⅰフランス企業課税における課税所得算定の法的構造
Ⅱフランスにおける中小企業課税
Ⅲ続・フランスにおける中小企業課税
目次
第1編 法人税(企業会計と租税会計;法人税の基礎理論;フランスの企業課税)
著者等紹介
中里実[ナカザトミノル]
1954年埼玉県生まれ。1978年東京大学法学部卒業。同助手、一橋大学法学部助手、同講師、同助教授、東京大学法学部助教授、教授等を経て、東京大学名誉教授、西村高等法務研究所理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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