出版社内容情報
長谷部 恭男[ハセベ ヤスオ]
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内容説明
日本国憲法の成立から今日に至る重要な動きを第一線で活躍する研究者・実務家が独自の視点で検証する。
目次
1 日本国憲法へ(大日本帝国憲法の制定―君主制原理の生成と展開;天皇機関説事件 ほか)
2 最高裁判例をたどる(砂川事件最高裁判決―政治と法の狭間に漂う最高裁;苫米地事件 ほか)
3 憲法の現況(個人情報保護法制―保護と利活用のバランス;小選挙区比例代表並立制の導入 ほか)
4 あとがき(憲法の未来)
著者等紹介
長谷部恭男[ハセベヤスオ]
早稲田大学法学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Haruka Fukuhara
8
論究ジュリストの憲法論稿をまとめたものらしい。法学界の憲法論争はかつての神学論争とパラレルにそのうちプロテスタント的な動きが出てくるんじゃないかと思ってるけど、どうなるのか。ヘイトスピーチ規制法関連で、憲法の表現の自由との緊張関係を書いた論が興味深かったけど、「憲法に反する」というのを錦の御旗のように扱われるとちょっと違和感。特に価値と価値の対立場面では一方を絶対化して論じるのは傲慢というか怠惰というか、論証の仕方としてそれでいいのかなと思ってしまう。結論自体はほぼ同意するし自分の不見識かもしれないけど2017/05/23
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