出版社内容情報
不登校など現場のミクロな問題から,競争や能力主義の過熱といったマクロ問題まで,さまざまなレベルで問題を解説。幼児教育は家族社会学の観点も視野に,ジェンダーと教育は現在のセクシュアリティ論まで,いま学ばれるべき教育にかかわる問題を網羅した。
内容説明
教育現場やそれを取り巻く制度、構造的な実態を順序立てて解説。知識編では対象へのアプローチ、理解や考察を深めるための理論や知識をフォロー。20年以上読み継がれてきた“教育の社会学”を大改訂し、教育の世界で対峙すべき課題の本質を見据える。知識の断片化を乗り越え、いま必要な思考力を体系的に得る。「学校に行かない子ども」への教育保障から、「大衆教育社会」の変貌まで、現実を問う論点を多面的に学修。「幼児教育」は家族社会学の切り口を強調し、「ジェンダーとセクシュアリティ」はいま必要な知識動向をフォロー。定番書が待望の大幅アップデート。
目次
1 ゆらぐ教育保障のあり方(「学校に行かない子ども」とは誰か;長期欠席・不登校問題の変容 ほか)
2 家族と幼児教育の社会学(社会学における「家族」の扱い;家族の変化 ほか)
3 ジェンダー・セクシュアリティと教育(「女性」になる/「男性」になる;「男らしい身体」と「女らしい身体」はつくられる ほか)
4 「大衆教育社会」の変貌と教育の不平等(完璧な能力主義社会は可能か?;大衆教育社会・メリトクラシー・日本の教育 ほか)
著者等紹介
苅谷剛彦[カリヤタケヒコ]
1955年生まれ。現在、オックスフォード大学社会学科及び現代日本研究所教授
濱名陽子[ハマナヨウコ]
1955年生まれ。現在、関西国際大学教育学部教育福祉学科教授
木村涼子[キムラリョウコ]
1961年生まれ。現在、大阪大学大学院人間科学研究科教授、博士(人間科学)
酒井朗[サカイアキラ]
1961年生まれ。現在、上智大学総合人間科学部教育学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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katoyann
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