内容説明
「市民社会」とは何か。市民社会論をめぐる戦後の問題意識とその変遷、継承すべき戦後デモクラシーの遺産を明らかにし、いま、展開しつつある「新しい市民社会」論の特徴と内容、政治学と政策研究への提言を考える。
目次
「新しい市民社会」論の台頭
第1部 「市民社会」論と戦後社会科学の遺産(日本語としての「市民」・「市民社会」概念―その萌芽から到達点まで;戦後第一期の市民社会論―戦後日本における「市民社会」論の遺産1;戦後第二期の市民社会論―戦後日本における「市民社会」論の遺産2)
第2部 「新しい市民社会」論の特徴と研究動向(西側世界における「市民社会」論の歴史的諸類型;「新しい市民社会」論の特徴と類型;「新しい市民社会」論の三つの代表事例)
第3部 「新しい市民社会」論と人文・社会科学の課題(ヘーゲル哲学研究の新動向から学べること;デモクラシー論のバージョン・アップのために;「新しい公共性」問題と「新しい市民社会」論;「新しい市民社会」論と政策研究)
著者等紹介
山口定[ヤマグチヤスシ]
1934年鹿児島市に生まれる。1956年東京大学法学部卒業。立命館大学法学部教授、大阪市立大学法学部教授などを経て、現在、立命館大学政策科学部教授(政治過程論、政策研究)
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