内容説明
職場で、キャンパスで、地域で…何ができるか マンガ、解説、情報で考える。女性にも男性にも、もっとも入門しやすいセクシュアル・ハラスメント防止のための１冊。
目次
１ 立ち上がった女性たち―コミック「セクシュアル・ハラスメント」（宮城アコの場合；小林有紀の場合；本田沙恵子と小野香織の場合）
２ 理解・対策・解決のために（セクシュアル・ハラスメントのない社会へ；キャンパスでのセクシュアル・ハラスメント；セクシュアル・ハラスメント問題の深層）
３ 知恵袋（雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律（抄）
雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律の施行について（抄）
事業主が職場における性的な言動に起因する問題に関して雇用管理上配慮すべき事項についての指針 ほか）
著者等紹介
池上花英［イケガミカエ］
主な作品→『ＪＡＮＧＬＥ ＴＥＡＣＨＥＲ』全２巻（１９９９年、集英社）。ホームページでも自分のマンガを発表している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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katoyann
18
漫画と解説からなる。性的自由・性的自己決定権は1994年の国際人口開発会議にてリプロダクティブ・ライツ/ヘルスという概念とともに提唱された。セクシュアル・ハラスメントの被害を考えるときは、この性的自由と労働権が侵害されているという視点から考えるべきとする。性被害が表に出にくいのは親告罪であり、告訴の期間が短いからである。そして被害者が訴えにくい背景として、「性にまつわることは女性は言うべきでなく、性的に無垢であるべきだ」（133頁）という女性差別的意識がある。だからこそ性的自由の視点に立つ必要がある。2021/11/29
名前ちゃん
3
セクハラ対策が女子の貞操がどうしたこうしたの話に置き換えられるの はやばいと書かれていて同意 というより性犯罪的な事件が起こったとき性暴力と恋愛をごっちゃにするような物言いをする輩の恋愛観って終わってる2014/12/10
