目次
1 故郷ラ・ショー=ド=フォンでの修業時代(家族と、師との出会い;ファレ邸 ほか)
2 パリでの建築家デビュー(レマン湖畔の“小さな家”;ラ・ロッシュ+ジャンヌレ邸 ほか)
3 暗い時代を乗り越えるために(スイス学生会館;ナンジェセール・エ・コリ通りのデパート ほか)
4 戦後の活躍、総合芸術を目指して(ユニテ・ダビタシオン;ロンシャンの礼拝堂 ほか)
著者等紹介
林美佐[ハヤシミサ]
東京都生まれ。学習院大学大学院博士前期課程(美術史)修了。東京都庭園美術館学芸員を経て、現在、大成建設ギャルリー・タイセイ学芸員、国立西洋美術館客員研究員。専門はル・コルビュジエの美術作品。「ル・コルビュジエ1996‐1997」展(セゾン美術館他、1996~97年)、「ル・コルビュジエ展:建築とアート、その創造の軌跡」(森美術館、2007年)、「ル・コルビュジエと20世紀美術」展(国立西洋美術館、2013年)の他、近代建築に関する展覧会に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ばう
49
★★★ルコルビュジエについての別の本が読みたかったのだけれど、私の住む街の図書館には無かったので(結構な大都市なのに‼︎)こちらを借りることに。でも彼の作品が沢山のカラー写真で紹介されていて良かったです。ル・コルビュジェは建築の仕事だけでなく、絵画、家具製作、都市計画、建築の国際会議開催など多方面に渡る仕事をしてこられたのですね。サヴォア邸などとてもモダンで魅力的でとても100年近く前の建築とは思えない!一番好きなのはご両親の為に建てたレマン湖畔の小さな家。こじんまりとしていてご両親への愛も感じられます。2016/04/25
なるみ(旧Narumi)
28
ル・コルビュジエ展がきっかけで読んでみました。とにかく写真がきれいで眼福の一冊でした。2019/06/04
Kei
15
TVシリーズのポワロさんの大ファン。筋書には関係ないけれど、あそこに登場する建築物が妙にモダンで素敵じゃないでしょうか?いや、別に、本作にも関係ないのですが。(笑)もっと関係ないことを言うと、日曜朝の渡辺篤史さんのお家拝見の番組もどっかにいっちゃって、哀しいです。2015/05/11
nbhd
14
「モダンだね」とか言う。建築本を読んできてわかってきたのは、この「モダンだね」ってやつのイメージのおおもとがコルビュジエのサヴォワ邸だということ。モダンといえばコルビュジエだけど、哲学以前から現代思想までだいたいのことはプラトンが話題にしているのと同じように、コルビュジエがすでに20世紀のうちに現代建築をやってしまっているかんじもする。たとえば20世紀末から流行っている「ぐにゃっとした建物」はロンシャンの礼拝堂(表紙の)だし、人の身の丈にあった「関係の建物」としてカップマルタンの休憩小屋というのもある。2017/06/28
Tadashi_N
14
ヒトにちょうど良いサイズ、モデュロール。2015/04/16