内容説明
男女の平等が憲法によって保障されて35年余―はたしてどこまで実現したでしょうか。現実には、法律上でさえ性差別を前提とした規定や考え方が厳然と存在しています。著者は、性による分業論の克服の視点から、家族・労働・教育・社会保障などの各領域毎に法制度を総点検し、望ましい法の姿を追求しています。改訂版では、差別徹廃条約の批准、雇用均等法の制定等初版後の進展を盛りこみ一段と充実しました。
目次
第1章 男女平等とは
第2章 男女平等論の系譜
第3章 国際連合と男女平等
第4章 家族と男女平等
第5章 教育と男女平等
第6章 雇用と男女平等
第7章 社会保障と男女平等
第8章 犯罪と男女平等