日本のフェミニズム―150年の人と思想

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  • サイズ 46判/ページ数 342p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641174733
  • NDC分類 367.21
  • Cコード C1036

出版社内容情報

日本のフェミニズム

内容説明

女性学を日本で産み育てた井上輝子の遺稿!最後のメッセージ「断章―2021年夏」を収録。

目次

プロローグ 世界のフェミニズムの流れと日本
1 日本のフェミニズム その1 1868~1970(「イエ」制度に抗した第一波フェミニズム;日本国憲法による男女平等保障の下で)
2 日本のフェミニズム その2 1970~(断章―2021年夏;2人のフェミニスト―山川菊栄と田中寿美子;ウーマン・リブの思想と行動;私とフェミニズム―懇話会から女性学へ)

著者等紹介

井上輝子[イノウエテルコ]
1960年、東京大学入学。1971年、東京大学大学院博士課程修了。1973年、和光大学助教授から2011年に退職まで一貫して和光大学の教授として多くの学生を育てた。日本で初の女性学講座を和光大学で開講。定年後も卒業生と読書会を行うなど地道な市民教育を実践し続けた。70年代初頭のウーマン・リブへの参加とアメリカ旅行の中で女性学に出会い、日本における「女性学」の産みの親となる。その後、フェミニズム思想を深化させ、学術の世界における「女性学」の確立に寄与した。日本女性学研究会を設立、日本女性学会の代表幹事を務めた。国立女性教育会館や自らが生活した川崎市の各種委員を歴任。山川菊栄記念会代表。NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)のミニコミ図書館の充実に尽力し、また『WAN女性学ジャーナル』の編集長としてWEB発信にも積極的にかかわってきた。川崎市男女共同参画センター運営委員会委員長を務めるなど、活動は広範多岐に及んだ。2021年8月、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ネギっ子gen

36
明治維新後150年の日本のフェミニズムの歴史を、主要な人物や思想に焦点を当てながら書き下ろしたテキスト。1970代以降を扱う後半は、フェミニストとしての著者自身の足跡をまとめる構成。絶筆となった「断章──2021年夏」も収録。女性学の日本における産みの親である著者の「最終講義」<大学や学会で地位を獲得し業績を上げる女性研究者が増えることも大事なことです。けれども、一方で、女性学の原点に帰って、女性として生きる経験を記録し、自分たちの視点を鍛えて、それぞれの場で発信していくことも、とても重要な活動だ>と。⇒2022/02/04

Go Extreme

2
その1 1868~1970: 「イエ」制度に抗した第一波フェミニズム 明治政府による近代化政策と「イエ』制度 貞操論争と母性保護論争 堕胎論争から産児調節運動まで 婦人参政権獲得運動と市川房枝 戦時体制下での女性政策の進行 日本国憲法による男女平等保障の下で: 婦人参政権の獲得と行使 働く女性の保護と平等 「イエ」制度解体の出発点としての民法改正 優生保護法制定と家族計画の奨励 婦人運動と婦人問題学習 主婦論争と主婦の学習活動 恋愛結婚とマイホーム主義 その2 1970~: 山川菊栄と田中寿美子2022/01/26

どり

1
明治維新後の日本のフェミニズムの流れが、詳しく、わかりやすく分析的にまとめられた良本。著者の学問的バックグラウンドとそれへの誇りが伝わる。「イエ」制度、日本国憲法、堕胎論争、避妊論争、参政権、公娼廃止など今につながる女性の権利関連を、若い女性たちが、政治参画や出版物の発行などを行いながら、汗と涙をたらし勝ち取ってきたことがわかる。彼女たちのエネルギーと強さに触れ、感動。姿勢が伸びる思いだ。この本で初めて知った山川菊栄氏に脱帽。セクハラや痴漢を暴力とみなし、post-colonialな発言は先見の明がある2022/08/31

hnk

1
「女性というくくりで一般化することに抵抗のある人は、ご自分なりのアイディンティを基に、包括的ではない個別の女性学をお創りになることをお奨めします」2022/06/04

だちょう

1
PART1を特に興味深く読んだ。点だけの情報を現代の視点から振り返ると、どうしてこのような主張が生まれたのだろう、なぜそんな議論があったのだろうか?と疑問に思うことが多いのだけど、この本のように、歴史的に丁寧に議論の流れを追ってもらえると、その議論が生まれた経緯がわかって理解が深まる。筆者の急逝のため、日本のフェミニズム史のPART1が1970年までで終わってしまったのが非常に残念。どなたかに続きを書いてもらいたい。

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