内容説明
近代ヨーロッパはどのような世界だったのでしょうか。主権国家は、いつ、どのように形成されたのでしょうか。近代ヨーロッパは、国際社会の規範を形成し現代国際社会の源流と伝統を築き上げました。王侯・貴族から絶対君主へ、そして主権国家へという国際政治上の主役の移行をふまえ、16~20世紀初頭の近代ヨーロッパ四百年の国際政治史を活写します。
目次
近代ヨーロッパ国際政治史の視点
第1部 近代国際社会の黎明(近世最大の封建領主と宗教戦争;弱小国イングランドの苦悩;三十年戦争と帝国の再編)
第2部 「長い18世紀」のヨーロッパ国際政治(ルイ14世の野望と「長い18世紀」の始まり;ロシア帝国の台頭と拡張;「大王」と「女帝」の確執―神聖ローマ帝国の運命;「愛国王」の孤立とアメリカの独立;フランス革命とナポレオン戦争)
第3部 「ヨーロッパの時代」の栄光と衰退(ウィーン体制の確立と勢力均衡;クリミア戦争とウィーン体制の崩壊;アメリカ南北戦争―史上最大の内戦;ビスマルク体制下のヨーロッパ;第一次世界大戦への道;「ヨーロッパの時代」の終わり)
著者等紹介
君塚直隆[キミズカナオタカ]
1967年、東京都に生まれる。1990年、立教大学文学部史学科卒業。1993‐94年、英国オクスフォード大学セント・アントニーズ・コレッジ留学。1997年、上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。現在、神奈川県立外語短期大学教授(イギリス政治外交史、ヨーロッパ国際政治史専攻)、博士(史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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