出版社内容情報
社会のさまざまなリスクに対応し,個人の生活やビジネスを支える保険。その歴史・制度・理論を,リスクを引き受ける仕組みという保険の本質に焦点を当てて,統一された視点から解説。保険の奥深さと学問の面白さを探求できる,新しい体系的教科書の誕生。
内容説明
保険とは何か?本質を探究する。楽しさを知る。広くて奥の深い保険の世界を、リスクを軸に一貫した視点で捉え、その全体像をつかむための新たな体系を提示する。
目次
いろいろな保険たち リスクに対する多様な保険の世界
第1部 保険の仕組みと原則(リスクに対する制度としての保険 リスクを認識しなければ対策もとれない;保険の誕生と進化 保険はリスクに対する挑戦を支えた;保険の仕組み リスクを引き受けるための技術;保険の本質 保険とは何か;保険契約の特徴 保険の契約はリスクを引き受ける契約だから複雑になる)
第2部 保険の商品(住まいのリスクに対する保険 増大する自然災害リスクのなかでの保険の在り方;自動車のリスクに対する保険 どこまでを強制保険とするのがよいか;人のリスクに対する保険 生命、年金、医療、介護保険の仕組みと課題;企業リスクに対する保険 国内外ビジネスを応援する保険)
第3部 保険事業の本質(保険事業の枠組み リスクを引き受ける事業であるから厳しい規制が必要;保険の事業の特徴と意義 リスクを引き受ける事業の特性と求められる役割)
保険とは何か 保険学は意外に面白い
著者等紹介
中出哲[ナカイデサトシ]
早稲田大学商学学術院教授、国際保険法学会(AIDA)海上保険部会長、国際金融消費者学会Executive Director。博士(商学)。略歴:1981年、一橋大学商学部卒業、同年、東京海上火災保険株式会社入社、93年、ロンドン大学L.S.E.法学部大学院卒業(LL.M.取得)、94年、ケンブリッジ大学大学院法学研究科卒業(Diploma in Legal Studies取得)。2009年、東京海上日動火災保険株式会社退社、早稲田大学商学学術院准教授、13年より同教授。2024年、金融庁金融センター専門委員、金融庁「損害保険業の構造的課題と競争のあり方に関する有識者会議」メンバー、金融審議会専門委員「損害保険業等に関する制度等ワーキング・グループ」委員。受賞歴:2012年、山縣勝見賞(共著)、12年、住田正一海事技術奨励賞(共著)、17年、日本保険学会賞(著作の部)、18年、早稲田大学大隈記念学術褒賞(奨励賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 人は見た目が9割