出版社内容情報
各章,理論の導入にあとには,必ず関連した実証分析を紹介するなど理論と実証のバランスを意識した労働経済学の体系的テキスト。
内容説明
理論と実証が有機的につながった科学としての経済学のアプローチを、身近な題材と非常に豊富なデータを扱う労働経済学を通じて学ぶ。人間の行動モデルをベースとした実証分析を駆使することで、ある現象の相関関係ではなく、因果関係を明らかにする。この一冊で、社会科学的なセンスと作法がしっかり身につく!
目次
第1章 労働経済学への招待―理論と実証をつなぐ
第2章 労働供給
第3章 労働供給モデルの応用
第4章 労働需要
第5章 労働市場の均衡
第6章 補償賃金格差
第7章 教育と労働市場
第8章 技能形成と外部・内部労働市場
第9章 労働市場における男女差
第10章 これからの日本社会と労働経済学
著者等紹介
川口大司[カワグチダイジ]
1971年生まれ。2002年、ミシガン州立大学経済学部博士課程修了(Ph.D. in Economics)。東京大学大学院経済学研究科教授。受賞:第4回円城寺次郎記念賞(2015年)、第11回日本経済学会石川賞(2016年)、第13回日本学士院学術奨励賞(2017年)、第13回日本学術振興会賞(2017年)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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