学力・心理・家庭環境の経済分析―全国小中学生の追跡調査から見えてきたもの

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学力・心理・家庭環境の経済分析―全国小中学生の追跡調査から見えてきたもの

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  • サイズ A5判/ページ数 261p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641164734
  • NDC分類 371.3
  • Cコード C1033

内容説明

「学び」や「こころ」に影響を与えているものは何か?家庭の影響は、いつ、どのように、子どもに現れるのか?子どもの成長を追いかける「日本子どもパネル調査(JCPS)」から得られたデータを駆使して、そのメカニズムを解明する!

目次

第1章 経済格差の再生産と教育の役割―子どもと家庭の追跡調査はなぜ必要なのか?
第2章 日本子どもパネル調査の方法―追跡調査はどのようにして行われるのか?
第3章 親の経済力と子どもの学力―家庭環境は学力形成にどのような影響を与えるか?
第4章 学力の所得階層内格差―経済要因は学力の個人差にどのような影響を与えるか?
第5章 親の社会経済的背景と子どもの問題行動・QOL―家庭環境は非認知能力の形成にどのような影響を与えるか?
第6章 米国のデータを用いた比較分析―世帯所得と学力・心理の関連は日米で異なるか?
第7章 子どもの発達と出生時の健康―出生時体重は教育達成にどのような影響を与えるか?
第8章 教育投資と経済格差―家庭環境は教育費支出にどのような影響を与えるか?
第9章 親の学校参加と子どもの学力―ソーシャル・キャピタルは学力形成にどのような影響を与えるか?
補論 回帰分析とパネルデータの基礎

著者等紹介

赤林英夫[アカバヤシヒデオ]
1996年、シカゴ大学経済学部博士課程修了。現在、慶應義塾大学経済学部教授、Ph.D.(経済学)

直井道生[ナオイミチオ]
2006年、慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。現在、慶應義塾大学経済学部准教授、博士(経済学)

敷島千鶴[シキシマチズル]
2008年、慶應義塾大学大学院社会学研究科教育学専攻博士課程単位取得退学。現在、帝京大学文学部心理学科教授、博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かりん

4
4:《日本の継続調査の結果。》長年の積読本を読んだ! 日本で同一対象に継続的に行っている調査の結果。自分の仕事は格差を広げているかもしれず、ちょっと苦しくもあるのだが、知っておくべきことである。メモ:CNLSY…米国での第1所得四分位の平均世帯所得1万253ドル、第4所得四分位は17万1757ドル(格差16.8倍)、JCPS…日本での対応する水準は397万円、1110万円(格差2.8倍)/所得により教育投資の水準が異なる影響は世帯所得の1%の増加に対し、各子どもに対する教育投資は約0.3%の増加である E2020/09/26

Moloko

3
親の経済力が子供の学力を規定するのか、あるいは子供の学力は「階層」によって固定化される傾向があるのかどうか等の、長年の論争の的だった問題について、現時点では数少ないパネル・データ分析も含めた統計的な解明を行った書籍。子供の問題行動やQOLの関係でも、両親の教育水準や所得(問題行動は除く)が関係していることを示唆したり、同じ階層内の格差の広がり方も低所得層では大きくなりやすい等々の面白い分析もあり、また教育は親の教育への熱意や方針によるというのも頷けた。パネル・データの年数が少ないので後年に期待2017/03/03

田中峰和

3
経済格差の結果が子供の教育にまで広がり、次世代の経済格差をも固定化し、拡大させるとの議論が盛んだ。子供の学習到達度調査PISAによれば、日本における親の社会経済的な格差と子供の学力テストスコアの相関は国際的に見ても高い。子供が機会の不平等に直面しているのは事実のようだが、従来の議論はある1時点の家庭背景と相関関係しか見ていなかった。これでは、その関係がいつどのようなプロセスで発生したのか、因果関係の解明は困難。他国に比べ遅ればせながら、2010年より追跡調査を開始、ようやく格差縮小のための一歩が始まった。2016/09/13

dokulogue1

0
図書館本。統計学を学んでから読むのが良い。統計学を用い子どもの学力と様々な要因とを分析していく。他の要因が由来では?と思うことも多々あるが、それを排しながら分析するのが統計学なのだろう。この本の特徴は、日本に少ない、学力に関してデータによる分析をしている点と言える。継続的なデータ集計がいかに大切か、そして一方で激務に追われる先生方を思うと、中々難しいことだろうと感じる。2019/07/28

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