内容説明
若いときは都会で精一杯働き、老後は自然の豊かな田舎でゆったりと暮らしたいとする思いは、人間として当然の希求でしょう。しかし、見知らぬ土地で見知らぬ人々の間へ移り住むことの不安は、じつに大きいものがあります。そうしたとき、人は前例となる人の意見や体験を求め、安心材料を得ようとします。本書では、筆者自身、その一人として田舎暮らしの楽しさを語ります。東京の至近距離にあるこの八ヶ岳南麓には、各地から移住し、納得のいく新しい生活や仕事で第二の人生の花を開いた多くの方々がいます。その人々をインタビューし、いかに田舎暮らしが人生の癒しとなっているのかを伝えようとする書。
目次
第1部 私の桃源郷―八ヶ岳清春(『清春』。地図にない我が桃源郷の村名。;サウナ付き温泉のある田舎。;八ヶ岳南麓はリゾートホテル付き田舎。)
第2部 私の田舎生活(田舎のおいしい食卓。;病気とのお付き合い。;村との付き合い方はやさしい。)
第3部 八ヶ岳で花ひらく人々(畑三反。陶芸。薪ストーブ。満喫の田舎暮らし三年目。;「富士は俗っぽいと思っていましたけれど、朝夕見飽きません」;「辞めてきたら、尊敬してあげる」妻の言葉で決まりましたね。 ほか)
著者等紹介
宮崎光[ミヤザキヒカル]
作家。山梨文芸協会会員。昭和17年、東京生。元コピーライター、クリエイティブ・ディレクター。平成元年まで日本デザインセンターに勤務。東芝、ダイハツ、トヨタ、新日鉄、雪印乳業、ニッカウヰスキーなどの広告制作を担当する。代表作に、トヨタ『いつかはクラウンに』のキャッチフレーズ制作、雪印乳業『毎日骨太』などのネーミング制作がある。朝日新聞広告賞、毎日新聞広告賞、消費者のためになった広告賞、雑誌広告賞、日本キャンペーン賞、日本デザインセンター賞など受賞多数。退職後、大病による二度の危篤を経験し、現在は毎週三回の人工透析を受けながら、八ヶ岳山麓で文筆生活を営む
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