内容説明
流通チャネルに関する新しい動向に関して、理論的枠組の構築、モデル・実証分析、ケース分析を実践する意欲作。新制度派アプローチによって、メーカーと流通業者の「協調」的関係をとらえ、考察。
目次
流通チャネル研究の展開と課題
第1部 理論(新制度派的流通チャネル研究の展開;チャネル・デザイン―取引費用と構造的慣性の問題;フランチャイズ方式と直営店方式の選択問題)
第2部 モデルと実証(流通サービスのカスタマイジングと協調的関係;中国市場における日系販売企業の垂直統合度の決定要因;営業担当者の特性がチャネル関係の成果に及ぼす影響;卸売業者の買い手への依存度)
第3部 歴史と現状(メーカーのチャネル戦略における関係ケイパビリティの構築―カルビー社のプランニング・ミーティング;自動車流通における企業境界の変化―メーカーと流通業者間関係の長期的変遷;アパレル製品のチャネル選択問題―ショッピングセンター・百貨店との取引制度比較分析;加工食品流通における卸売業者の行動と組織間関係―卸の「機能強化」の意義の再検討)
流通取引関係・制度の研究展望
著者等紹介
渡辺達朗[ワタナベタツロウ]
専修大学商学部教授(専攻:流通論・流通政策論)
久保知一[クボトモカズ]
中央大学商学部准教授(専攻:流通論・マーケティング論)
原頼利[ハラヨリトシ]
明治大学商学部准教授(専攻:流通論・マーケティング論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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