出版社内容情報
クルーグマンを中心とした新貿易理論と対比させながら,コミュニケーションネットワークを明示的に導入した貿易モデルを提示する本格的研究。このネットワークがサービス貿易自由化を通じてどのようにグローバリゼーションの進展に貢献しているのかを検討する。
内容説明
コミュニケーションネットワークを明示的に導入した国際貿易モデルを構築することによって、グローバル化とIT化との相互依存関係を分析する本格的研究。
目次
貿易理論の新展開
独占的競争貿易モデル
自国市場効果
コミュニケーションネットワークと比較優位
ネットワークの相互接続と国際貿易
ネットワークの相互接続と自国市場効果
コミュニケーションネットワークと地域経済発展
ネットワーク効果と比較優位
ネットワーク効果と貿易自由化のインパクト
独占的競争貿易理論の新展開
効率性ギャップと要素賦存
多数財独占的競争モデル
著者等紹介
菊地徹[キクチトオル]
1968年北海道小樽市に生まれる。1991年小樽商科大学商学部卒業。1993年神戸大学大学院経済学研究科博士課程前期課程修了。1994年神戸大学経済学部助手。1996年神戸大学博士(経済学)。1996年神戸大学経済学部講師。1999年神戸大学経済学部助教授。神戸大学大学院経済学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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