出版社内容情報
これまでの経済学が充分に説明できていなかった人々の生活との関わりや人々の具体的な行動動機を,ホットな経済問題を考察の対象としてとりあげ,インセンティブ理論を用いた分析により明らかにする。複雑な数式を使用せず,実例や図解を用いて平易に解説されている。
目次
第1章 プロローグ:インセンティブ問題とは何か
第2章 「隠された行動」の問題
第3章 「隠された情報」の問題
第4章 インセンティブを考慮した契約,ルール
第5章 コミットメント,再交渉,完備契約
第6章 「隠された情報」にどう対応すべきか
第7章 メカニズム・デザインの初歩
第8章 所有権と不完備契約
第9章 所有権と企業:コーポレート・ガバナンス入門
第10章 エピローグ
内容説明
人々の行動の背景に存在するインセンティブは、人々の選択行動を通じて、経済や社会の有り様に大きな影響を与えている。本書は『インセンティブ問題』の持つ重要性を、「エンロンの破綻」「不良債権問題」「ストックオプション」「高速道路建設」「地域開発と国会議員」「官僚の天下り」「継続的取引」等々の事例を通じて、読者に教えてくれる。
目次
第1章 プロローグ:インセンティブ問題とは何か
第2章 「隠された行動」の問題
第3章 「隠された情報」の問題
第4章 インセンティブを考慮した契約、ルール
第5章 コミットメント、再交渉、完備契約
第6章 「隠された情報」にどう対応すべきか
第7章 メカニズム・デザインの初歩
第8章 所有権と不完備契約
第9章 所有権と企業:コーポレート・ガバナンス入門
第10章 エピローグ
著者等紹介
清水克俊[シミズカツトシ]
福井県(福井市)に生まれる。東京大学経済学研究科博士課程修了。現職、青山学院大学経済学部助教授
堀内昭義[ホリウチアキヨシ]
神奈川県(横浜市)に生まれる。東京大学経済学研究科博士課程修了。現職、中央大学総合政策学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。