出版社内容情報
情報が等しく共有されることは少ない。そんなとき最も望ましい行動に人々を誘うことが出来る仕組みとはどのようなものか。保険や金融市場,企業や政府の内部組織,人事慣行等の諸制度,規制等様々な分野で利用されている契約理論の基礎理論の標準的な分析手法を解説。
経済学の最先端をいく契約理論は,情報の非対称性下で最適なインセンティブを設計する問題の分析方法を開発する分野で応用範囲が広い。その基礎理論に重点を置いたテキスト。
イントロダクション
第1章 アドバース・セレクションの基本モデル
第2章 アドバース・セレクションのモデル:バリエーションと拡張
第3章 複数エージェントのアドバース・セレクション
第4章 モラル・ハザードの基本モデル
第5章 モラル・ハザードのモデル:バリエーションと拡張
第6章 複数エージェントのモラル・ハザード
第7章 ダイナミック・モデル
第8章 複数プリンシパルの理論
第9章 不完備契約の理論
数学付録/参考文献/索引
内容説明
情報が等しく共有されていないとき最も望ましい行動に人々を誘う仕組みを考えるための基礎理論と分析手法。
目次
第1章 アドバース・セレクションの基本モデル
第2章 アドバース・セレクションのモデル:バリエーションと拡張
第3章 複数エージェントのアドバース・セレクション
第4章 モラル・ハザードの基本モデル
第5章 モラル・ハザードのモデル:バリエーションと拡張
第6章 複数エージェントのモラル・ハザード
第7章 ダイナミック・モデル
第8章 複数プリンシパルの理論
第9章 不完備契約の理論
著者等紹介
伊藤秀史[イトウヒデシ]
一橋大学大学院商学研究科教授。1982年、一橋大学商学部卒業。1988年、スタンフォード大学ビジネス・スクールにてPh.D.取得。京都大学経済学部助教授、大阪大学社会経済研究所助教授を経て、2000年より現職。この間カリフォルニア大学サンディエゴ校、スタンフォード大学、コロンビア大学で客員助教授等を務める。専攻は組織の経済学と契約理論
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