内容説明
行財政改革の理論的基礎。経済政策理論の進歩を体系的に解説し、ケインズ的政策脱却の必要性を理論的・実証的に分析。80年代のバブル発生と90年代の不況の原因を解明し、情報化社会における政府の役割、金融政策運営の指針を明らかにしている。
目次
第1部 マネタリスト論争(新貨幣数量説とミクロ理論的基礎;貨幣需要曲線;マネタリスト論争の基本的対立点;マネタリスト論争と乗数理論)
第2部 合理的期待理論(マクロ経済学のフロンティア;合理的期待の発展とマクロ経済学;合理的期待の定義とインプリケーション;合理的期待と消費理論;ルーカスと合理的期待)
第3部 金融政策(金融政策の目標;金融自由化・バブルと金融政策;インフレの克服と政策ルール;国際政策協調と中央銀行の独立性;日本の金融政策)