出版社内容情報
EU政治の全体像を一冊で初学者にもわかりやすく解説。ヨーロッパ統合の歴史的展開を前史から振り返り,複雑なEUの政治諸制度,政策決定過程,経済・社会政策を中心とした主なEUの政策の特徴を丁寧に解説し,揺れ動くEUの正統性についても論じる。
内容説明
EU政治の全体像を一冊で初学者にもわかりやすく解説。ヨーロッパ統合の歴史的展開を前史から振り返り、複雑なEUの政治諸制度、政策決定過程を丁寧に解説する。また、移民政策など主な政策の特徴、各国政治との関係、さらには現在まさに揺れ動くEUの正統性についての議論も紹介する。
目次
序 EUの政治を学ぶ意義
第1部 ヨーロッパ統合史(ヨーロッパとは何か―欧州経済共同体設立までの歩み;統合の停滞と再生―マーストリヒト条約までの歩み;拡大と正当性の危機―ポスト冷戦期のEU)
第2部 EUの政治制度と政治過程(EUの全体像;EUの諸機構;EUの政策過程)
第3部 EUの政策(EUの経済政策;EUの社会・移民政策―統合による境界の変容;世界のなかのEU;共通安全保障・防衛政策)
第4部 EUのガバナンス(各国政治とEU;デモクラシーと正統性)
著者等紹介
池本大輔[イケモトダイスケ]
現職:明治学院大学法学部教授。オックスフォード大学政治国際関係学部博士課程修了。博士(政治学)。研究分野:EU政治、ヨーロッパ国際関係史、イギリス政治
板橋拓己[イタバシタクミ]
現職:成蹊大学法学部教授。北海道大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。研究分野:国際政治史、ドイツ政治外交史
川嶋周一[カワシマシュウイチ]
現職:明治大学政治経済学部教授。パリ第四大学近現代史講座DEA課程修了、北海道大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(法学)。研究分野:ヨーロッパ統合史、フランス政治外交史、国際関係史
佐藤俊輔[サトウシュンスケ]
現職:國學院大學法学部専任講師。ブリュッセル自由大学哲学・社会科学部博士課程修了。博士(政治学・社会科学)、ジュネーブ大学法学部博士課程修了。博士(法学)。研究分野:EU政治、ヨーロッパ国際関係(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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