内容説明
解を求めた10年。ニクソン・ショック、石油危機、沖縄返還、日中国交正常化…国内外の環境変化に、日本はどう対処したのか。「危機と混迷」の1970年代を、新たな史資料をもとに、いま、あらためて振り返る。
目次
第1章 一九七〇年代日本の政治的・外交的再編
第2章 一九七〇年の日本の構想―新たな日本への問い掛けに応えて
第3章 福田外交の起源―佐藤政権末期の日本外交
第4章 国際交流基金の設立―日米関係の危機と日本外交の意識変容
第5章 田中角栄首相と東南アジア
第6章 三木武夫の国交正常化前の対中認識
第7章 非核三原則の規範化―一九七〇年代日本外交への道程
第8章 屋良朝苗県政と米軍基地問題―一九六八~一九七六年
第9章 一九七〇年代オーストラリアの対日外交
第10章 サミット外交と福田・大平の「世界の中の日本」像
著者等紹介
福永文夫[フクナガフミオ]
獨協大学法学部教授(日本政治外交史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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