安全保障の国際政治学―焦りと傲り (第2版)

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安全保障の国際政治学―焦りと傲り (第2版)

  • 土山 實男【著】
  • 価格 ¥3,740(本体¥3,400)
  • 有斐閣(2014/04発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 476p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784641149038
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C3031

内容説明

国家安全保障の焦りと傲りとは何か。ツキュディデスから、9.11とイラク戦争までなぜ国際政治に悲劇が生まれるのか、問題解決の生きた理論と政策を探る。

目次

はじめにツキュディデスありき―国際政治の焦りと傲り
アナーキーという秩序
安全保障―パラドキシカルな性格がもつ対応の難しさ
セキュリティ・ディレンマ―安全強化と不安の悪循環
失う恐怖の国際理論―プロスペクト理論
抑止のディレンマと抑止失敗
核戦略と現代の苦悩―NFUとミサイル防衛をめぐる論争
国際危機と危機管理―キューバ危機と一九四一年の日米危機
なぜ同盟は形成され、存続するのか―同盟のディレンマと同盟外交
未来からの教訓―同盟が終わるとき
バランス・オブ・パワー―国際秩序形成と維持の条件
戦争ははぜ起こるのか―政治・外交の失敗が生む悲劇
国際政治お悲劇を避けられるか―国家の倣りとセキュリティ・パラドックス

著者等紹介

土山實男[ツチヤマジツオ]
青山学院大学国際政治経済学部教授(国際政治学・国際安全保障専攻)。1973年、青山学院大学法学部卒業。ジョージ・ワシントン大学大学院よりM.A.、メリーランド州立大学大学院よりPh.D.取得。青山学院大学国際政治経済学部助教授などを経て、93年から同教授。この間、ハーヴァード大学ジョン・M.オーリン戦略研究所客員研究員(1993‐94年)、青山学院大学国際政治経済学部長(2004‐08年)、同大学副学長(2007‐11年)を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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yo

7
【安全保障に関する国際政治学の金字塔】特に国家安全保障に焦点をあてて分析、解説する。従って目的意識は常に「危機を避けるためには」「戦争を起こさないためには」「国際秩序を安定させるためには」というところにある。また、本書の最も独創的なところは「セキュリティ・パラドックス」を概念化したところだろう。これは、「国家が安全保障を強化すればするほど、その安全保障は弱まる、あるいは不安に苛まれる」というもの。セキュリティ・ディレンマとセットで考えれば納得できる概念だろう。安全保障を学びたい人は机に置いておくべき良書。2018/05/07

3
ディフェンシブ・リアリズムの立場から安全保障問題を論じる。繰り返し取り上げられるのは第一次世界大戦であり、パールハーバーであり、キューバ危機である。これらと冷戦時の核戦略を通して、今後の安全保障をめぐる国際政治を見通そうとする内容。前述したそれぞれの危機は、いずれもセキュリティ・ジレンマや危機管理の失敗として解釈されているが、最新の研究を踏まえた議論で説得力がある。もう大戦争など考えられない世界の中で、しかし誤解や焦り、傲りが今でも悲劇につながる可能性を示唆された気がして、いささか背筋が寒くなった。2018/09/08

Studies

3
安全保障の日本語のテキストでは最高水準。2015/04/11

coolflat

3
アナーキー、セキュリティ・ディレンマ、失う恐怖、抑止失敗、危機管理、同盟、勢力均衡などについて論じている。キーワードは焦りと驕り。安全保障が問題となる時、そこには国家の、或いは為政者の焦りと驕りがあると著者は言う。アテネの崩壊、ルイ14世のブルボン家、ナポレオンのフランス、ヒトラーのドイツの破局も、その原因は対外関係ではなく国内にあったのである。国際環境が彼らに拡大戦略をとらせて失敗したのではなく、国内の焦りや驕りが国の理念(またはイデオロギー)や力の過信と自己イメージや状況の認識の錯誤を生んで破綻した。2014/06/30

ポレポレ

2
イギリスのインドのいわゆるシーレーンの話があった。インドに権益を得たから、それを守るためにいろんなところを管理しなきゃいけなくなったという話。いわゆる地政学てきには、最初に合理的な計画を立ててシーレーンを作った印象を受けるけど、実態はそうとも限らないケースもあるのかもしれないと思った。費用対効果を考えて、自分の身の丈にあったことをしているのがときには身の丈にあったことをしているか振り返ることも大切かもしれない。まあ多分、日本は海外と貿易しないとどのみちやっていけない国だろうけど。2022/03/28

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