内容説明
今日の労働法は、簡単には全容を把握しがたい、独特の小世界を形成するようになった。新しい経済環境のもとで生じた雇用や労働形態の大きな変化によって、従来の法規制では対応しきれない新しい課題が山積するようになり、主要な労働法規の改正や新しい法律の制定が相次いでいる。本書は労働法の伝統的な体系を一度シャッフルして、「労働法の世界」を、できるだけ実像に迫りながら明快に描くことを目的として、世紀を超えて構想された教科書である。
目次
1 労働法の世界へ
2 「企業」との遭遇
3 「団体」との遭遇
4 「労働条件」の諸相
5 「紛争」との遭遇
6 「企業」との訣別
著者等紹介
中窪裕也[ナカクボヒロヤ]
1980年東京大学法学部卒業。一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授
野田進[ノダススム]
1974年神戸大学法学部卒業。九州大学大学院法学研究院教授
和田肇[ワダハジメ]
1978年東京大学法学部卒業。名古屋大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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