内容説明
ワールドカップは、単にテクニックを競うサーカスでも、体力を試す競技会でも、駆け引きだけで勝てる勝負事でもない。様々な運・不運が織りなす濃厚な人間ドラマをも楽しんでこそ、本当の面白さがわかるのだ。ワールドカップを彩った数々の名ドラマを振り返ってみよう。岡田武史・元日本代表監督との特別対談を新たに収録。
目次
「ドーハの悲劇」もしくは神の教訓
地域予選 復活と転落のドラマ
観戦の初心者が目覚める時
一次リーグの罠にはまったデンマーク
イタリアのシニシズムと八百長の誘惑
FIFAの世界戦略 目標は北米、そしてアジア
強豪が激突する決勝トーナメント一回戦
神の造りたまいし偶然のチーム
PK戦 悪魔のルシアン・ルーレット
三位決定戦 決勝前日の余興?
決勝戦 夢から覚める時
著者等紹介
後藤健生[ゴトウタケオ]
1952年東京生まれ。慶応義塾大学大学院博士課程(政治学)修了。1964年東京オリンピックで初めて試合を見て以来のサッカー狂い。ワールドカップは74年西独大会以降すべて観戦している。国際サッカー歴史記録学会(IFFHS)運営委員。日本サッカーライターズ協議会理事。著書に『サッカーの世紀』『アジア・サッカー戦記』(以上文芸春秋)『ワールドカップ』(中央公論新社)『ヨーロッパ・サッカーの潮流へ』(双葉社)など多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 岩波漢語辞典