出版社内容情報
インターネットは著作権制度へ深刻な問題をなげかけている。情報社会の新たな展開のなかで,著作権 ビジネスの基盤となる法的枠組はどうあるべきか。本書は,欧米も注目する法モデル「コピーマート」の 提唱者として,年来の研究成果を体系的にまとめ,この課題に応える。
ディジタル環境における大量の複製問題やマルチメディアの著作権流通システムに取り組み,新たな法 モデルを提唱してきた著者の十余年にわたる研究の集大成。
目次
第1章 コピーマートへの序章
第2章 コピーマートの概要
第3章 コピーマートの創成
第4章 コピーマートの展開
第5章 コピーマートと著作権法制
第6章 コピーマートの応用
第7章 コピーマートの法とビジネス
第8章 コピーマートの情報法学
第9章 コピーマート社会
著者等紹介
北川善太郎[キタガワゼンタロウ]
1932年京都に生れる。法学博士・名誉法学博士、民法専攻。1956年京都大学法学部卒業、61年京都大学大学院博士課程修了。1961年京都大学助手、62年助教授、70年教授。96年定年退官。この間ワシントン大学・ハーバード大学・ミュンヘン大学・マールブルク大学の客員教授、京都大学学生部長・法学部長を歴任。現在、京都大学名誉教授、名城大学法学部教授、財団法人国際高等研究所副所長、財団法人比較法研究センター理事長
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