内容説明
高校までに学んだ「憲法」と大学で学ぶ「憲法」はなにが違うのだろう。そんなことを意識しながら憲法という学問と向き合ってほしくて、本書は生まれました。いまより一歩先へ進むために、そして、この本を読み終わったあとに、そのまた一歩先へ進むために。30のテーマから学ぶ、「考える」憲法入門。
目次
1 統治機構(統治総論―権力分立;国民主権;天皇;選挙制度・選挙権;国会1―議員と議院 ほか)
2 基本的人権(人権保障の仕組み;思想・良心の自由;信教の自由;政教分離;表現の自由1―表現の自由の重要性 ほか)
著者等紹介
片桐直人[カタギリナオト]
1977年生まれ。京都大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。現在、大阪大学大学院高等司法研究科准教授
井上武史[イノウエタケシ]
1977年生まれ。京都大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。現在、九州大学大学院法学研究院准教授
大林啓吾[オオバヤシケイゴ]
1979年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。現在、千葉大学大学院専門法務研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kei-zu
20
憲法の入門書。入門書でありながら書名に「一歩先の」が付されているのは、「入り口は身近なテーマだけれど、読み進めるうちに本格的な議論へ進んでいく(「はしがき」から)」期待が込められている。 学生に身近であろう題材を取り上げ、過去の判例を説明しながら読者の理解を助ける構成は読みやすい。2021/08/19
たか
5
著者が若手ばかりなためか読みやすいです。2016/07/10
のら
1
良書。学問としての憲法学と教養としての憲法を繋ぐ良い入門書はあまりない印象を持っていた。簡単すぎたり難しすぎたり。本書はそんな両者を上手く繋ぐことができる難易度で書かれており、憲法の入門書として最適。日本国憲法の枠組を理解できる一冊。2021/01/20
えむ
1
高校での学習とのつながりを重視した、大学ではじめて憲法を学ぶ人に向けた教科書。必要に応じて適切な判例等も引きつつ、1冊で憲法全体が概観できるように工夫されている。細かなユニットにわかれているのも、ステップを踏んで学習できるという意味ではメリットか。2019/03/26
言いたい放題
0
斜め読み2023/05/14