内容説明
法治主義は、行政により侵害された市民の権利利益が実効的に救済されて初めて実現する。本書は、紛争状況に即して行政救済制度の利用方法を具体的に解題し、権利救済の責務に応えて裁判所が説明責任を尽くすこと、判決を契機に司法機関、行政機関、市民の間で一層のコミュニケーションが促進されることを要請する。
目次
第１部 行政争訟法（行政訴訟；行政上の不服申立て）
第２部 国家補償法（国家賠償法；損失補償法）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Haruka Fukuhara
6
第二版が出ているようですが図書館本で初版にて。体系書としては非常にわかりやすく読みやすい一冊だと思いました。１は学部時代に読んだ記憶がありますが、その続編で行政救済法の分野を扱っています。2017/07/05
