出版社内容情報
合衆国の国家機密が内部告発サイトや反米国家の手に渡るのを阻止せよ! 〈キャンパス〉の工作員ドミニクが孤軍奮闘の大活躍!機密情報を漏らした国家安全保障会議職員ロスはFBIに追われ、情報開示団体〈国際透明性計画〉代表のスイス人女性に助けを求めた。データを執拗に狙うイスラム過激組織、ロシア特殊部隊、そして、スイス人女性にも裏の繋がりが。パナマからスイス、アルプスを越えてリビアへ逃亡を続けるロスを追いながら、ドミニクは機密漏洩阻止に孤軍奮闘する。迫真白熱の冒険インテリジェンス巨編!
マーク・グリーニー[マーク グリーニー]
田村 源二[タムラ ゲンジ]
内容説明
機密情報を漏らした国家安全保障会議職員ロスはFBIに追われ、情報開示団体“国際透明性計画”代表のスイス人女性に助けを求めた。データを執拗に狙うイスラム過激組織、ロシア特殊部隊、そして、スイス人女性にも裏の繋がりが。パナマからスイス、アルプスを越えてリビアへ逃亡を続けるロスを追いながら、ドミニクは機密漏洩阻止に孤軍奮闘する。迫真白熱の冒険インテリジェンス巨編!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
115
展開がどうなるかわからず、次々と転じていく状況にどんどん読んでしまったが、おすすめかと聞かれたらそれほどでもない。人物造形への違和感は、半分は訳だと思う。こんな口調で話させなくてもなあと思うところも多々ある。映画になれば、このドタバタ感はいきてくるかな。多分、1番しっくりこなかったのは、個人的復讐を考えている時にそれをとめようというチカラが弱かったこと。それは政府機関が絡めば許させれることではないから、全体の信憑性を薄れさせてしまったように思う。2017/08/02
starbro
115
上下巻、860P強一気読みしました。下巻まで読んでも結局このシリーズとしては、かなり地味な展開でした。現実の北朝鮮情勢がこれだけ緊迫しているのに比べると少しガッカリです。やはりトム・クランシーロスは大きいのかなぁ!2017/04/28
ねりわさび
53
主人公と悪役たちの視点が交錯しながらドラマ進行していくアクション長編小説。長いファンには見知ったドムによる知性的なジョンランボーのような活躍が描かれている。敵味方の重すぎる政治的理念を可能な限りカットしたおかげで、リズムよく読めて楽しめました。2020/12/28
Panzer Leader
33
上巻の後半から様々な敵対組織が絡んできて、アクションシーン連続の展開となる。当初は私怨を果たそうとしていたドムが図らずも最高機密情報の奪還に目的を変更する事で、最初に感じていた違和感も解消された。工作員ドムの活躍もさることながら、過去作ではちらっとしか登場していなかった「戦う客室乗務員」アダーラがハイスペックな技量の持ち主で戦闘員に転向しても良い位の活躍ぶりが目を引いた。グレイマンと比較するとちょっと小粒感を感じてしまうが、クランシーの世界観を生かしながらも水準以上の作品に仕上げるグリーニーは素晴らしい。2017/11/17
Yunemo
31
アクションシーンの連続で、手に汗握る感覚が下巻を通して。なんだか、いろんな敵対組織が登場してきてハチャメチャに、でも筋は崩れずに最後まで。合間にドミニクのウイットが効いた言葉も出てきて楽しめました。これだけ幅広い地域を、それぞれ助けを受けながらも一人単独で遂行する強靭さに惹きつけられます。結局は復讐が薄れて機密漏洩阻止の観点が行動理由になって、その意味での満足感と爽快感が最後にジンワリと。あとがきで記される、ちょっとした微笑ましさの表現。本作を先に読んでも、たぶんそこまでは気付けなかった、自身で想います。2017/06/25
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