目次
第1編 租税法の基礎理論(市民と租税;租税法の基本原則;財政権力―課税権力の合理的行使をめぐって;ルール・オブ・ローと租税法;租税法における学説と実務―租税立法の明確化のために;経済政策手段としての租税法―景気調整税制とその憲法上の限界;アドヴァンス・ルーリングについて)
第2編 租税法学と租税制度(租税法学の体系―特に行政法との関係を念頭において;租税法学の意義と動向;田中二郎先生の租税法論―マクロとミクロの調整;シャウプ勧告の歴史的意義―二一世紀に向けて;租税法の諸問題―わが国税制の現状と課題;高齢化社会における税制のあり方;国有財産の管理と処分―現行法の大略と制度面および運用面における不備の指摘)
第3編 租税法の解釈(租税法の私法―借用概念及び租税回避について)
第4編 所得税(所得概念について;テラ銭と所得税―所得の意義、その他所得税法の解釈をめぐって;所得税の構造上の問題点の検討と所得税制度の改革の動向―OECD租税政策研究シリーズ一三号『個人所得税の抜本的改革(二〇〇六年)の紹介と検討
所得の人的帰属について―実質所得者課税の原則
所得税における所得控除の研究
所得税制の構造改革―少子・高齢化社会と各種控除の見直し
給与所得と課税―遠隔と問題
譲渡所得の課税)
著者等紹介
金子宏[カネコヒロシ]
1930年長野県生まれ。1953年東京大学法学部卒業。現在、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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