出版社内容情報
平成の終わりの国政上の2つの大きな出来事に直面して,一層研ぎ澄まされる著者の問題意識。その実践としてものされた,深い考察と透徹した論理に貫かれた論考7篇を収録。『最高裁回想録』,『裁判と法律学』に続く,最高裁判事退官後の著作第三巻。
【目次】
序 章──プロローグ──
第一節 いわゆる「集団的自衛権の(一部)容認」/第二節 天皇生前退位
第一章 法律学者は何を論じるべきか?
第一節 「法律学者」,「法律学(法学)」,「実定法(解釈)学」,「学問」と「実務」/第二節 法律学者は「何故か」こそを問わなければならない/第三節 本書の内容
第二章 諸 論 文
第一部 時の話題から Ⅰ 集団的自衛権の行使容認を巡る違憲論議について──覚え書き/Ⅱ 自衛隊法七六条一項二号の法意──いわゆる「集団的自衛権行使の限定的容認」とは何か/Ⅲ 「国政への関与」──「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」の法律学的検討/Ⅳ 大川小学校津波被災訴訟始末──「上告不受理決定」の意義/Ⅴ 「スポンジ」対策と憲法二九条──「都市縮退」の時代における土地政策の一断面
第二部 行政法の基礎理論から Ⅵ 自由裁量論の諸相──裁量処分の司法審査を巡って/Ⅶ 「行政機関」と「公務員」──国家賠償法一条一項の捉え方を巡って
終 章──解 題──
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