出版社内容情報
法学部生・若手ビジネスパーソンを対象とした,企業法務の入門書。幅広く実例を紹介し,読者に企業法務のイメージを伝授する。大学で学んだ法学が,将来どのような場面で活きてくるかがよくわかる。今後の進路を考えているあなたに。
内容説明
法学部生・若手ビジネスパーソンを対象とした、企業法務の入門書。幅広く実例を紹介し、読者に企業法務のイメージを伝授する。大学で学んだ法学が、将来どのような場面で活きてくるかがよくわかる。今後の進路を考えているあなたに。
目次
企業法務とは―リスク管理の視点から
契約法務総論
契約法務各論
BtoC法務―事業者の視点から見た消費者法
企業間取引―国際売買契約と下請法
紛争解決法務(臨床法務)―官庁対応と訴訟対応を中心に
企業活動と知的財産権
労働法務
スタートアップ法務
機関法務・ガバナンス
テクノロジーと法務
公共政策法務
著者等紹介
松尾剛行[マツオタカユキ]
桃尾・松尾・難波法律事務所パートナー弁護士(第一東京弁護士会)。2006年東京大学法学部卒業。2020年中国北京大学法学院博士(法学)。慶應義塾大学非常勤講師、中央大学非常勤講師、学習院大学非常勤講師、九州大学非常勤講師(2022月9月現在。就任順)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
2
ふむ2022/10/11
Masaki Sato
1
キャリア10年も経つと、この本に書いてあることで目新しいことはほとんどないのだが、丁寧に整理されている引用文献のリストがいちばんこの本の大事なところだと感じた。2022/11/03
ゆき
0
企業法務の具体的仕事内容についてほぼ知らない状態からある程度想像できるようになった。実務に根差した語り方がされていて、面白かった。基本書と比べて圧倒的に読みやすかった。2023/10/11
三日月しずか
0
企業法務について関心があり、まずはこの本からと3日で読了。最初は難しくてなかなか読み進めるのにてこずりましたがなんとか読み切るぞと奮闘しました。紛争解決法務と知的財産権についての章が印象に残った。タクシー会社の事例は特に面白かった。労働法務の章は一番難易度が高いと思いました。パタゴニア事件が例に挙がっていますが、そもそも登場人物が多すぎて相関図を書かないと理解できなかった。テクノロジーと法務や公共政策法務の章ではこれからの法務のあり方について考えさせられた。近いうちに理解を確実にするため再読する予定です。2023/09/14
まさやん510
0
学習院大学法学部での講義内容をベースに、企業法務における各分野の概要や、法務部としての心構えや姿勢などについて解説している。入門書ではあるものの、随所に松尾先生の経験に基づくエッセンスが散りばめられていて、参考になる点があった。 一点、キャリアデザインのための、というタイトルなので、企業法務への関わり方として、弁護士を目指すべきかどうか、法律事務所に所属するかインハウスローヤーとして活動するか(最近はどちらでも活躍している弁護士も増えているが)などについてもヒントとなるメッセージがあればいいなと思った。2022/10/09