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内容説明
歴史の瞬間は、その時点に立って考えれば、いつも「海図なき航海」であった。戦後日本は、20世紀後半から21世紀初頭の国際社会をどう航海したのか。めまぐるしく変動する国際環境の中での外交的選択の戦後60余年を、ここに再現する。
目次
序章 戦後日本外交の構図
第1章 占領下日本の「外交」
第2章 独立国の条件―1950年代の日本外交
第3章 経済大国の外交の原型―1960年代の日本外交
第4章 自立的協調の模索―1970年代の日本外交
第5章 「国際国家」の使命と苦悩―1980年代の日本外交
第6章 冷戦後の日本外交
終章 戦後日本外交とは何か
著者等紹介
五百旗頭真[イオキベマコト]
1943年、兵庫県に生まれる。1967年、京都大学法学部卒業。1969年、京都大学大学院修士課程修了。広島大学政経学部助手、講師、助教授を経て、現職。その間、ハーバード大学客員研究員、ロンドン大学客員研究員など。現在、防衛大学校長、神戸大学名誉教授(日本政治外交史専攻)。法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しめじ
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戦後の日本外交が分かりやすく把握できる。日本の発展に外交が大きく関わっていたことが分かった。2013/09/03
かんちゃん
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最終章と年表で大まかな内容を把握できるので、そちらから読んだ方が分かりやすいのかも知れない。小泉政権くらいからの内容はリアルタイムで見てきたので入って来やすいが、やはりそれ以前の内容はうまくかみ砕けない。仕方がないと諦めて何度も見ていくしかないのだろうが。「外交史」なだけに、もう少し日本近代史の骨格を頭に入れてから読めば良かった。要再読。2013/01/03
nekozuki
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戦後から90年代(本書発行時)までの日本の外交政策を欧米諸国、アジア、あるいは自国経済との関係を見ながら、開設した本。歴史知識がほぼゼロの僕としては、時々わからない内容もありましたが、全体を知りたい方にはおすすめ。外交の重要性を改めて認識できます。2012/12/02
だららん
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戦後日本外交を時系列毎に追った本。一冊で日本外交の歴史の基礎は把握できると思う。説明もわかりやすく、初学者の自分でも扱いやすい一冊でした。これに加えて、世界全体の当時の歴史(冷戦史)を勉強するともっと深みが出ると思う。5人の編者はいずれも国際政治の分野では有名な人。2012/11/23
ペット不可
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アジア太平洋戦争後の日本外交を、日米外交を基軸として概説。アジアやヨーロッパについては記述は少なめだが、世界入門書としては読みやすいのでは。2012/06/12
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