内容説明
租税過料の課徴は、いかなる法理論のもとで制約を加えられコントロールをうけるべきか。本書は、膨大な裁判例や研究業績を網羅的に検討して問題点を洗い上げ、刑法理論を採用しつつ初めて体系化した、実務への指針となる画期的な書。
目次
第1編 総論(問題の所在;租税過料法の体系;租税過料法の体系を担う基本原則;租税過料の概念;違法性;責任;租税過料の分類;租税過料法の効力;租税過料法の機能)
第2編 租税過料実体法の理論(秩序違反概念の構成;行為;違法行為の態様;既遂と未遂;違反者と共同違反者;秩序違反の個数と競合)