内容説明
私とは誰で、社会はどのように成り立っているのか。他者とかかわるとはどういうことなのか。日常の疑問や行為を出発点に、16のキータームで現在の「社会」を読みとき、社会学のもつ力とおもしろさを提示する。時代に対応し、新しい章を加えた「いちばんわかりやすい」理論社会学入門。
目次
第1部 行為の分析(意味と相互主観性―私からあなたへ、あなたから私へ;アイデンティティ―私が私であること;スティグマ―他者への烙印;正常と異常―選別と排除のメカニズム;予言の自己成就―現実と虚構のはざま;社会構築主義―社会構築主義)
第2部 秩序の解読(ジェンダー―女であること/男であること;規範と制度―私たちをとりまくルール;コミュニケーションの自己準拠―社会秩序の不思議さ;社会のなかの権力―姿を見せる権力/姿を見せない権力;不平等と正義―格差の拡大、それとも縮小;)
第3部 社会の構想(共同体―人はなぜ共同体を求めるのか;国家と市民社会―市民社会は近代の幻想か;移民と国民国家―グローバル化のなかの社会;グローバル化と公共圏―民主主義のゆくえ;ユートピアと想像力―ポストモダン社会はユートピアか?)
著者等紹介
友枝敏雄[トモエダトシオ]
1951年熊本県生まれ。1975年東京大学文学部卒業。1979年東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。現在、大阪大学大学院人間科学研究科教授。専攻は理論社会学、社会変動論
竹沢尚一郎[タケザワショウイチロウ]
1951年福井県生まれ。1976年東京大学文学部卒業。1985年フランス社会科学高等研究院社会人類学専攻博士課程修了。現在、国立民族学博物館教授。専攻は宗教社会学、宗教人類学
正村俊之[マサムラトシユキ]
1953年東京都生まれ。1977年横浜国立大学経済学部卒業。1983年東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、東北大学大学院文学研究科教授。専攻は理論社会学、社会システム論、コミュニケーション論
坂本佳鶴惠[サカモトカズエ]
1960年山梨県生まれ。1982年東京大学文学部卒業。1987年東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。現在、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科教授。専攻は社会意識論、コミュニケーション/メディア論、家族/ジェンダー論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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