有斐閣アルマ
事業システム戦略―事業の仕組みと競争優位

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  • サイズ B6判/ページ数 308p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641122192
  • NDC分類 336
  • Cコード C1334

出版社内容情報

実務の世界でも重要視されるようになった「事業の仕組み」という発想を体系化する試み。事業システムとしていかに価値を生み出し,いかに差別化するのか,価値をいかに配分するのかという問題意識のもとに執筆されている。実際の事業システム分析・設計に最適な一冊。
目次
序 章 事業システムの博物学
第1章 事業システムの設計パラメータ
第2章 事業システムの設計思想
第3章 事業システムの設計原理
第4章 事業システムの理論的枠組み
第5章 事業システムの経済分析
第6章 事業システムの社会学的分析
第7章 事業システムの工学的分析
第8章 事業システムの心理学的分析
第9章 事業システムの動態

内容説明

基本的な分析単位を個別企業ではなく、価値を提供するトータルなシステム、すなわち事業システムに置いています。事業システムとして、いかに価値を生み出し、いかに差別化するのか、また、トータルに生み出された価値を事業システム内でいかに配分するのか、という問題意識に基づいて執筆されています。

目次

序章 事業システムの博物学
第1章 事業システムの設計パラメータ
第2章 事業システムの設計思想
第3章 事業システムの設計原理
第4章 事業システムの理論的枠組み
第5章 事業システムの経済分析
第6章 事業システムの社会学的分析
第7章 事業システムの工学的分析―業務システムの設計
第8章 事業システムの心理学的分析―情報化のパラドクス
第9章 事業システムの動態

著者等紹介

加護野忠男[カゴノタダオ]
1947年大阪府大阪市生まれ。1970年神戸大学経営学部卒業。1975年同大学院博士課程修了。1988年神戸大学経営学部教授、経営学博士学位取得。現在、神戸大学大学院経営学研究科教授。主著に『日本企業の多角化戦略』(共著、日本経済新聞社:日経図書文化賞受賞)、『日米企業の経営比較』(共著、日本経済新聞社:組織学会賞受賞)

井上達彦[イノウエタツヒコ]
1968年兵庫県西宮市生まれ。1992年横浜国立大学経営学部卒業。1997年神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。博士(経営学)学位取得。現在、早稲田大学商学部助教授。主著に「情報化と企業間取引モードの変化」『経営情報学会誌』(経営情報学会論文賞受賞)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

25
事業システムについての一般論的な概論です。ビジネスモデルというと多くは様々な実例を伴うのですが、この本は基本的な部分を説明してくれます。事業システムの経済的あるいは社会的、光学的、心理学的な観点からの分析を行います。学生向きの本であるということが言えます。2015/01/05

yu01

1
ビジネスの仕組み全体と経営資源を統一的に捉える"ビジネスシステム"。その捉え方と差別化の組み立て方を示す。独特なのは、これまでの経営学の成果を実践的に網羅してフローチャートを作ったことだと思う。研究としてはRBV的などんづまり感は否めないけど、全体として捉えることの意義は実践的には色あせなさそう。マーケティング、ドメインからミクロ経済学的原理で基礎を固めて、詳細な分析へ。新制度派経済学、シャイン・社会学的、ポーター、サイモン的、と幅広い。足りない分は自分で足してくださいなって感じかな。予想外にいい本だった2013/02/07

牧神の午後

1
成功企業の強さと言うのは、要素分解するとベンチマーキングとやらも簡単にできそうな幻想を持たされるけど、それらの要素がお互いに補強し合ってトータルとしてその会社でしか出来ない仕組みができ上がっている、ということがよーく認識させられる本。具体的な事例が豊富なので、とっつきも良いし、各章に課題と次に読む本を示しているのが、学生向けな感じながら、親切。2011/09/13

noritsugu

1
教科書に使われるような本なのだろうけど、読みやすかった。一時期マーケティングの本とかも結構読んでいたけど、知らない事例が結構あった。2009/01/06

わすけ

1
事業の仕組みをシステムとしてとらえ、他社が真似できず、自社の強みを維持できる事業システムをとはどういうものか、いかに構築すべきかということを解説した本。一介の会社員ではどうにもならないなあ、というのが率直な感想です。2008/12/17

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