内容説明
いきかう国際情報を整理し、政治の面から各国を正確に捉え、自国の政治を考える「比較」の視点、枠組を提示した本書は、冷戦終結後の世界を理解する格好の手引きです。21世紀を迎えるにあたってリニューアルしました。
目次
序章 新しい世紀の門口に立って
第1章 比較政治とは何か
第2章 比較の枠組―方法と基準
第3章 イギリス―島国と連続性
第4章 アメリカ―連邦制と権力分立
第5章 フランス―革命と伝統
第6章 ドイツ―後進と先進
第7章 EU―統一と分裂
第8章 ソ連・ロシア―独裁とその崩壊
第9章 日本―断絶と連続
第10章 中国―持続と統一
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆたか
3
入門書というだけあって、また一章辺りの頁数が少ないこともあり、やや説明不足な感が否めない。「イギリスの国王ははじめから強力であった。そのためイギリス史の上では、むしろ王権を制限することが重要なテーマとなった」(p.53)と規定している。しかし、同じ頁で「巡回判事は、王の命令や法令ではなくて、地方の慣習にもとづき、地方の有力者を陪審員にして紛争を調停した」とある。王権が強力であったならば、なぜ地方の慣習を重んじる必要があったのか。その辺りの事情を知るには法哲学か何かの本を参照する必要がありそうだ。2014/08/02
ミカド
0
主要各国の基本的な政治史について書かれた本。入門と銘打っているだけあってさわりの部分の記述にとどまっているので基礎的な知識を入手したい人には向いているかもしれないが本格的に学習したい人には足りない。また出版されて15年以上経過しているため記述内容が古く最新の内容について知りたい人には別途学習が必要である。2017/09/11
Studies
0
タイトルどおり入門。マイナーな国はとりあげられていない。2012/07/06
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