内容説明
社会福祉を初めて学ぶ学生・市民のための入門テキスト。本書は「価値を考える」「社会・制度を学ぶ」「フィールドに取り組む」という3つの柱をたて、それぞれ3~4章を配し、執筆者3名による座談会を加えて構成した。巻末にキーワード解説を掲載。
目次
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1 社会福祉つて何だろう
2 福祉をつくりあげる仕組み
3 福祉のフィールド1・問題発見
4 福祉が必要になるとき
5 どこまでどのように福祉がかかわるか
6 福祉のフィールド2・援助
7 多様な主体で福祉社会を創る時代へ
8 福祉は経済成長のおこぼれか
9 身近な問題から地球規模の広がりへ
10 福祉と共生への新たな視点
New Stage 終わりのない関係づくり
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Michio Arai
6
今日社会福祉は自助、共助、公助の順でと説明されることが多いが、これは決して自然なものではなく補完性原理に基づくものであるとの考えを聴き、深めたいので手にとった。補完性原理を論文検索してみると、古代・中世キリスト教社会で幸福=最高善を追求する時により高次の幸福を求めることを指すもののようである。それが今日個と行政、地方と国家を説明する際には全く違った概念に作り替えられていることに愕然とする。福祉の本質を学ぼうとするとデモクラシーとは何かが見えてくる。自助優先、自己責任が当たり前と思う前に読むべき本である。2021/11/03
だいすけ
0
少し時間がかかりましたが、なんとか読み終わりました。2016/06/13