内容説明
ヨーロッパ世界の歴史的形成・展開の過程を、社会構成の変動に重点をおいて叙述されたヨーロッパ史の入門書。激動の現代史の記述を補い、増補版として完全を期した。
目次
第1章 西洋史の対象と方法
第2章 古代社会
第3章 封建社会
第4章 絶対王政
第5章 近代社会
第6章 現代の世界
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
41
西洋史の参考図書として読んだ。年明けまで持ち越してしまった(涙)テストを頑張ろう。2015/12/16
giant_nobita
6
あとがきによると、大学の教養課程向けに、網羅的な史実の説明や個々の史実よりも、各時代の基礎的な展開と動向に主眼をおき、社会構成の変動を重点的に叙述したという。例えば封建社会とは、農業上の技術革新が農作業の組織化・共同化を農民に要求し、地縁的経済組織体の維持管理者として城主が生み出され、城主間の政治的緊張関係が封建制を必然化した、そのような社会として説明されている。つまりは歴史上の社会制度の因果関係を論理的に記述することが中心になっている。入門書としては文章が硬くて内容も高度かつ古いので、オススメはしない。2020/05/02
本命@ふまにたす
0
大学の教養課程向けの西洋史の教科書。大学の教科書らしく、時代ごとに理論的な考察がなされており、参考になる。2020/08/24