内容説明
秋の気配がひときわ深まった、酒呑童子ゆかりの丹後・大江山で、明子の友人の妹が岩場から転落死した。男女三人ずつでのグループ旅行中の出来事で、現場の状況からすると、他殺の疑いもあるという。だが、死者をめぐる人間関係は複雑をきわめ、捜査は難航。もしや、息をのむほどの美しさだった彼女は大江山の鬼に魅入られて、命を奪われたか?「葬儀屋探偵」明子、最後の事件簿。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
95
テレビでは大村崑が、葬儀屋の番頭をしているので記憶にあるシリーズです。 狩矢警部が出て来るのが良い。 山村美紗が一番頼りにしているのは、主人公ではなく狩矢警部だ。 警察にも人間味と理論とに優れている人間がいることが分かる。2012/07/15
sora
15
葬儀屋探偵シリーズの最終回です。双子姉妹のある意味悲しい事件でした。最終回だから、明子は黒沢と結婚するのかなぁなんて、安直な予想を立てましたが・・・見事外されました。でも、話の面白さは「はずれでなく、あたり」でした。2013/11/01
でぃず
3
このシリーズが一番いいなぁ。2015/03/01
わたる
2
「大江山」が地元なので、表題につられて中古で購入してみた。〈葬儀屋探偵〉明子シリーズの、どうやら「最後の事件簿」らしい。京都を舞台にしたものが表題作ほか4作収められている。実際のところはどうか分からないけれど、葬儀屋が金儲け主義のように描かれているので違和感を覚えるかもしれない。最初の「多すぎる容疑者」を読み始めた時は、昨今のいじめと学校の問題が頭に浮かんだ。いじめのボス・江波の学校での立ち振る舞いは、金八先生の兼末健次郎を思い出した。2012/09/30
そーだ
2
徳間書店が葬儀屋探偵シリーズのうち、この本だけ文庫化してくれなかったので、図書館で借りた。ようやくすべての話を読むことができて満足。2012/06/05
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