内容説明
本書の旧版は、私の講義を聴く学生諸君の筆記の労を省くために、講義案を印刷に付したものである。したがって、もっぱら簡潔を旨としており、同書に多少のとるべきものがあるとすれば、それは簡潔なことであると思っていた。しかし、その後における判例・学説の発展にかんがみると、簡潔であるがために、当然触れるべき問題の多くを逸していることが欠陥として立目つようになってきた。加うるに、若干の点で私の考えの変わったところも生じてきた。そこで、簡潔という特色はできるだけ保持しながら、右の欠陥を補正するとともに、主要な判例をも引用することとして、旧版に相当広範な改訂を施したのが本書である。
目次
第1編 手形法(序論;総論;為替手形;約束手形)
第2編 小切手法(序論;総論;各論)
第3編 国際手形法および小切手法
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- 和書
- 人生は片々たる歌の場所