有斐閣コンパクト
ライフコースとジェンダーで読む家族

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641076716
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C1036

出版社内容情報

ライフコースを縦軸に、ジェンダーの視点からアプローチする家族社会学入門。個人・家族・社会の新たな関係において、自立した個人に対応する福祉とシティズンシップのあり方についても考える。

内容説明

個人が選び取るライフコース、その交錯点としての現代家族。ライフコースを縦軸にしたジェンダーの視点による現代家族社会学入門。自立した個人に対応する福祉とシティズンシップのあり方を個人・家族・社会の関係から考える新しい家族へのアプローチ。

目次

序 個人化する社会・相対化する家族―ライフコース・ジェンダー・シティズンシップの視角
1章 家族の新しい地平
2章 社会変動とライフコース
3章 「近代家族」のあゆみ
4章 結婚とパートナーシップ
5章 親子と世代―「つながり」のゆくえ
6章 新たな役割モデルの創造―役割とジェンダー
7章 福祉とシティズンシップ
8章 家族の社会学的研究―家族はどう取り組まれたか

著者等紹介

岩上真珠[イワカミマミ]
1949年生まれ。早稲田大学第一文学部卒、早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了、駒沢大学大学院人文科学研究科博士後期課程満期退学。現在、聖心女子大学文学部教授。専門、家族社会学、ライフコース論
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感想・レビュー

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1
現代社会の多様な姿を持った家族体系を、職業体系の変化と繋ぎ合わせて理論付けしたもの。先進国では核家族のバランスが崩れ、結婚・出産も高齢化の兆しを見せているが、それは現代社会ではジェンダー・フリーの理念が普及し、女性でも従来の男性のような仕事と趣味の両立が可能になったからだと著者は説く。パートナー・シップと称した「男尊女卑」の社会秩序形成が近代の理想とした体制であるならば、そうした変化はむしろ喜ばしいことではないか。子育てや介護の問題はあるにせよ、尊厳を持って生きるシティズン・シップは万人に付与されるべき。2011/06/19

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