グローバル・ガバナンスの歴史と思想

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 328p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641049857
  • NDC分類 319
  • Cコード C3031

内容説明

古くから交易はあり、ヒトや情報は流れ、それらの管理も行われてきた。グローバル化とそのガバナンスを歴史的に根ざした現象ととらえ歴史の中に立ち現れる思想や行動を考察する。

目次

グローバル・ガバナンスの歴史と思想
第1部 グローバル・ガバナンスの父祖たち(アーサー・ソルター―越境する行政官の行動と思考様式;ジャン・モネ―グローバル・ガバナンスの歴史的源流;ウッドロー・ウィルソン―介入主義、国家主権、国際連盟)
第2部 人権・平和・開発―グローバル・ガバナンスの理念と制度(ハーシュ・ローターパクトの国際人権論―『人権と国際法』にみる国際人権保障の一源流;ヤン・スマッツの委任統治論―平和構築の思想的起源;IDSにおける開発観の形成―植民地経営から国際的課題としての開発へ)
第3部 国家・市場・宗教―歴史の中のグローバル化とその管理(国際人口移動と国家によるメンバーシップのガバナンス;近代東アジアにおける自由貿易原則の浸透;ヨーロッパ初期近代における宗教ガバナンス―「世界君主政」をめぐるユグノーの教義と連帯;政治的イスラームのガバナンス)

著者等紹介

遠藤乾[エンドウケン]
北海道大学大学院法学研究科教授(国際政治専攻)、D.Phil.(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とある本棚

5
国際秩序の形成に影響を与えた人物の足跡や思想に力点を置きつつ、グローバル・ガバナンスの様態に迫る一冊。10名の執筆による論文集であり、内容が多岐に渡ることから、これ一冊でグローバル・ガバナンスを体系立てて学ぶことは難しい。あくまで各論や個別のケースの説明に留まる。開発学のメッカであるサセックス大学IDSの思想的源流を探索する論文もあり、援助業界人にとっては興味深く読めるだろう。また、ヤン・スマッツの委任統治論については本書を読むまで知らなかったが、今日の平和構築の思想的起源となっていることが理解できた。2022/04/24

メルセ・ひすい

1
8-54・56赤12★賢者諸氏ご洞察のとおり・今、米国のヘゲモニーが深刻に揺らいでいる。9.11で攻撃される側に!入管検査の象徴的な怯え・米国債・膨大な負債は日本と中国共産党が支えている。イラク戦のグァンタナモ基地、米の「正しさ」のイメージは崩壊しカケラもない・ハリケーン・カトリーナは社会的惨状を世界に曝した・メンタンピンの最後が強欲・ゴチャマゼ・レバレッジ・サブプラ病魔ミサイルの暴発である。これらは、米国が世界化モデルでありえないことを明示している。★グローバル化=世界化※  2010/03/29

tsuitsui

0
国際組織も巨大な組織に思えますが、歴史が意外に浅いことに改めて気づかされました。 ただこういった組織は功罪もかなり多いので、評価、改善が難しいように歴史から思いました。2013/10/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/338894
  • ご注意事項

最近チェックした商品