内容説明
今回有斐閣から本書を有斐閣ブックスの一巻として出版してはとの話があり、上智大学法学部の了解も得られた。それで、退官後弁護士としてこの訴に関し直接間接に多少関与したこともあり、前書の発行後の判例、論文等をも参考にして、前の考えを補充訂正して、新たに第三章の「境界確定の訴 再論」を書いた。本書を発行するに際し、以前の論文には手を入れないとの制約があったので、以前の論文には全く手を入れていない。今回新たに書いた論文は、その性質上、第四章の「わが国の境界確定小史」の前に入れた。
目次
第1章 境界確定の訴について(境界確定の訴をめぐる学説・判例;問題の所在)
第2章 訴訟からみた境界確定の訴(境界確定の訴の性質;境界確定の訴の問題点 ほか)
第3章 境界確定の訴 再論(この訴の性質論(再論)
この訴の特質 ほか)
第4章 わが国の境界確定小史―地租改正を中心として(一つの土地;耕地・宅地の地租改正 ほか)
-
- 電子書籍
- 判例INDEX 事故状況別に見る交通事…
-
- 電子書籍
- 雨月物語 岩波文庫