出版社内容情報
道祖神塔はいつどこでどのようにして生まれたのか―
全国初期道祖神塔の悉皆調査・研究を踏まえ石塔誕生という道祖神研究史上最大の難問に挑む。
――露座の石仏たちは終始風雨や日光にさらされており、それほど遠くない将来、銘文がまったく読めない石仏たちが頻出することは間違いない。遅きに失した感は否めないけれども、いく百年にもわたって地域の人たちが大切に守り続けてきた石造物の、せめて初期の道祖神塔の銘文だけでも記録として残しておきたい、という思いのもと本書は刊行される。願わくは、写真や拓本で示された銘文が研究者諸兄共通の客観的なデータとして活用され、今後の初期道祖神塔研究発展の一助とならんことを。
「はじめに」より
内容説明
道祖神塔はいつどこでどのようにして生まれたのか―全国初期道祖神塔の悉皆調査・研究を踏まえ石塔誕生という道祖神研究史上最大の難問に挑む。
目次
第一章 双・単体像型道祖神塔卓越地帯(静岡県;神奈川県 ほか)
第二章 縦長形石祠型道祖神塔卓越地帯(千葉県;茨城県 ほか)
第三章 無年銘ながら初期の可能性がある道祖神塔(静岡県;神奈川県 ほか)
第四章 整理と若干の考察(双・単体像型道祖神塔卓越地帯;縦長形石祠型道祖神塔卓越地帯 ほか)
著者等紹介
福田敏一[フクダトシカズ]
1953年群馬県前橋市生まれ。法政大学大学院修士課程(考古学)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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