出版社内容情報
日本古代史研究の基礎資料、『日本書紀』。その『日本書紀』の記述がどのように生み出され、そのように伝わり、どのように受容されていったのか。日本古代史や国文学を専門とする16名の研究者が、それぞれの専門分野の視点から考究する。
内容説明
日本古代史研究の基礎史料『日本書紀』。その『日本書紀』の記述がどのように生み出され、どのように伝わり、どのように受容されていったのか。日本古代史や国文学を専門とする16名の研究者が、それぞれの専門分野の視点から考究する。
目次
第1部 『日本書紀』の構造と受容(雄略紀朝鮮半島記事の編述;「和銅五年上奏日本紀」について―『古事記』の撰録をめぐる一つの臆説;自敗自服する賊虜と日本書紀β群の編修―太安万侶の関与をめぐって ほか)
第2部 『日本書紀』の氏族と天皇(倭国造・倭直氏の祖先伝承;広域地名を冠する氏族から見る『日本書紀』;『日本書紀』の蝦夷関係記事に関する基礎的考察―エミシ表記論の視点から ほか)
第3部 『日本書紀』の伝承と説話(片岡山飢人説話の形成―『日本書紀』『日本霊異記』『万葉集』から;山上憶良「世間の住まり難きを哀しみし歌」と「五節舞」;『日本書紀』崇峻即位前紀七月条と四天王寺の創建―「厩戸皇子」像の検討 ほか)
著者等紹介
小林真由美[コバヤシマユミ]
成城大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)(成城大学)。現在、成城大学文芸学部教授
鈴木正信[スズキマサノブ]
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)(早稲田大学)。現在、成城大学文芸学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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