内容説明
遺跡から出土する陶磁器は歴史資料「考古学陶磁器」として、遺跡との関係で地域・時代・階層の情報をその身にまとう。
目次
中世越前の瓦器とその終焉
越前窯跡群における窯構造の変遷
唐津焼の起源(考察編)―天正20年創始の可能性を探る
万灯山長圓寺伝来茶陶考
近世磁器と染織品―芙蓉手や祥瑞を中心に
琉球国へ舶載された清代中国陶磁
風化指数から解く中国歴代古窯技法の研究
中国の陶瓷研究において器形を表現する語句―各部の形状を表す用語を中心に
陶磁器考古と芸術学教育科学研究の新体系構築
15世紀半ば~17世紀末のイラン製倣青花陶とペルシア語詩銘文
著者等紹介
佐々木達夫[ササキタツオ]
1945年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科考古学専門課程博士課程単位取得退学。金沢大学教授、同学評議員・埋蔵文化財調査センター長を経て、現在、金沢大学名誉教授、古代学協会理事、日本考古学会評議員。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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